母が残してくれたもの

2017/05/08


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今年は、5月14日が母の日です。街では「母の日」のプレゼント商材が「感謝の気持ち」を掻き立てています。最近は、食事会や旅行なども人気のようです。

そんな中、「Mother ~母が残してくれたもの~」というダンス音楽劇を楽しみました。メールが主流の昨今、手書きの温もりのある手紙は、愛が満載!ですね。

私の ~母が残してくれたもの~ それは、人を思いやること。「気は心」が口癖で、いつも「気配り」が自然にできた人でした。でも幼い頃は、しつけが厳しく母になじめなかった時期も。。。

オシャレ好きの母。遺品整理で見つけた青春時代のセピア色の写真。グレタ・ガルボみたいに男装の麗人に扮した写真館でのキメショット!デザイナーになりたかったと聞きました。ヒエ~驚き!

きもの好きでもあった母。形見の品は多くないけれど、「お母さん、着物通!」とよく言われます。私は、間違いなく母のDNAを活用していますね~~

桜が川面にまで垂れ下がったピンク色の訪問着。普通より花びらが多い白桜は、濃紫地とのコントラストが大胆な絞り入りの付け下げ訪問着。5月は、菖蒲風の花づくしの訪問着。全体に“たたき”(霜降り状の柄)が入っていて、単衣に適した清涼感があります。ご来店のお客様にも、季節を楽しんで頂きたいと、母譲りの「気配り」で飾っています。

ジャケットは、“マジョリカお召し”の小紋からのリメイクで、薄いグレー地のシャンタンを配色にして、きらびやかさを抑えています。戦後14年、昭和34年頃に流行ったもので、当時西洋風の柄が流行、洋服全盛への移行期かと。きもの地で洋服を作るのは、その進化型かしら?

その当時、母はどんな暮らし方をしていたのだろうか~~?と追悼の思いが募ります。