“一流” =軽井沢~東京編=

2022/05/08


              

風が冷たい曇り空の中、9時前の「しなの鉄道」で軽井沢へ。陶芸作家のお皿が2枚入ったトランクは重さが増していて、駅階段の昇り降りができないと駅員さんに伝えると、「いまどきエレベータがない駅は珍しい」と言いながら、ポーターさんをやってくれました。

軽井沢駅のコインロッカーに荷物を入れて、バスで「星野温泉・ハルニレテラス」に向かう。渓流に沿って物販店や蕎麦屋があるこのテラスでは、駅には無いこだわりの商品を買い、この地域に来たからには「そばを食わずに何を食う」と。開店前からかなりの行列の蕎麦屋を横目にしながら、先に物販店の散策。そそるスムージーやアイスクリームは、身体が冷えるのでパス。そうこうしているうちに蕎麦屋は5分待ちで入店でき、一番豪華な蕎麦セットを注文。お盆には名物食材が並んでいたが、野沢菜の茎は固すぎて葉っぱだけを食す。食後の歯磨きもあり、向いの公衆トイレに行ったら、掃除がゆき届いていて手洗いの水道はお湯が出た。感激!!!「さすが、星野リゾート」ですわ! 

時間に余裕があったので、「トンボの湯」まで、深緑の道すがらマイナスイオンを十分取り入れて、温泉へ。余分な装飾は一切なくシンプルな脱衣場、浴室には真新しいヒノキの桶と椅子。お湯も熱くもぬるくもなく快適温度、コンピューター制御? 露天風呂も清潔で景色と一体になれるし「さすが、星野リゾート」ですわ!! 昔から、高級品を作れると廉価品を作ることは容易いが、その逆はできないと言われています。やっぱり一流を知っているのは強みです。

駅に戻って早い新幹線に変更希望したが、完全に無理。それで、駅の南口にあるアウトレットのリサーチ。ブランド品の購入やデートの若い人で混雑していた。そしたら、学院長の声がして、時間つぶしを兼ねてお買い物中。名物の釜めしも買われ、ますます重い荷物でお疲れのご様子。東京駅でお別れをして、山手線に乗る。

東京の滞在は、ニューヨーク生活が長くハワイにも別荘をお持ちのセレブマダム宅。静かで緑の多い赤坂御所が目の前で、内装は大使館のような洋風。全てのオーダー家具は、材料をアメリカから輸入、シャンデリアや調度品も全て現地からのお取り寄せ。到着後の夕食は、マダムの心づくしの数々(あまりの空腹で写真撮り忘れ)。赤ワインで乾杯し、ゆっくり味合わせていただきました。「ああー、美味しかった!」

翌朝は、“ビバリーヒルズ・スタイル”の朝食。午前中は、人気スポットである人形町の「小網神社」、それから六本木の国立新美術館の「ダミアン・ハースト展」の桜、最後は銀座でリサーチし、夕食は外食。マダム行きつけのお店は、皆お休み。恒例のハワイ旅行の店のオーナーも。営業している駅前の居酒屋へ。どんどん頼まれるマダムを「量がわからないですから」と制して正解でした。私の好物の「鯛のあら煮」は一人で食べなくてはならず、昼食抜きで、たくさん歩いたけど苦しかった。

翌朝は、外の深緑の景色を楽しみ、こんな素敵な環境なら、のんびりできるわ~と感じながらYoutubeを聞く(笑) 豪華な食材の朝食後、近所の泉岳寺(赤穂浪士で有名)まで散歩。マダムは50年ぶりで「周りが変わり過ぎていて、昔の情緒が無くなった」と連発。何処も同じです。これから伊豆の別荘に行かれるマダムに「次は大阪のマンションで、お会いしましょう」と送っていただき、東京駅へ。どんな駅弁を買おうかな?と頭を巡らし、一口サイズで24種類入った東北名物弁当をゲット(また写真撮り忘れ)。

大阪駅・東京駅・軽井沢駅も人混みでしたが、若い人ばかり。やはり“一流”は熟年層ですが、2023年から若者へのシフトが一層進むとの予測。熟年層は若者の支援に回らねばと思っているので、新幹線で同席した長野市の実家に帰る男子大学生に、色々な情報を伝えました。折しも「風の時代」、形のない“情報”に価値がありますから。コロナ禍ですが、いつもと違う空気を吸って、たくさんのご縁をいただいて、感謝しています。ありがとうございました。