日本の伝統文化「折り紙」は、世界共通語です。米国の小学校では何十年も前から授業に取り入れられています。友人の息子さんに私が鶴の折り方を教えている写真、そして30代になった彼と数年前に同じポーズで撮った写真、時の流れを感じる写真はどこにいったのかしら?メールが主流の時代ですが、手紙に小さな折り鶴を忍ばせると喜ばれます。特に外国の方に。
梅田の阪急百貨店のディスプレイは、「新・日本の美意識」の継続。今回は、「ミウラ折り」の折り紙と西陣織の帯や着物、有田焼の食器など。
帯は、伊藤若冲の作品をアレンジしたもの。着物は説明が無かったけれど、純国産の繭から作られた「松岡姫」(伊と幸)の白生地でしょうか? 世界に誇る日本の職人とアーティストのコラボです。帯が見にくかったので、扇のようなディスプレイにした方が良かったのでは。。。
有田焼も世界共通語。外国の日本贔屓の方の知識には驚きます。日本人として度々恥ずかしい思いと同時に嬉しく感じました。
これから海外に力を入れていきたい!と考えるのは、日本人よりも“本物”に対する評価が高いからです。機械生産ではなく“人力生産” “世界で一点” ものが高く評価されるのです。
ですから、誰でも簡単に着れて、絹100%のきもの地を使用した、フリーサイズで “様になる” 一点ものを開発しました。衣裳新案出願、ブランド名も商標登録。
「熟田津(にきたつ)に 船乗りせむと月待てば 潮もかなひぬ 今は漕ぎ出でな」(万葉集・額田王)
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