オカリナでジャズ

2016/09/27

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オカリナコンサートに私の着物リメイクドレスの衣裳提供をしました。オカリナは、1800年代イタリア北部発祥の陶器製の笛です。形からも分かるように「小さなガチョウ」という意味です。

「結婚式のお色直しのように凄くトキメイテいます。」との出演者の言葉に会場から拍手がおこりました。一瞬にして会場が華やかな雰囲気に変わりました。衣装の効果は絶大です~~

出演者3名は永年地道な練習を重ねられ、ボランティアで慰問演奏されています。オカリナの音色で癒される方も多いことでしょうね。オカリナは、エスニックな曲向きとの先入観を裏切り、チャイコフスキーの「白鳥の踊り」やジャズ「fly me to the moon」にもピッタリ!でした。20曲以上の中では最後の曲、東北の震災復興のための「花は咲く」が一番心に残りました。

プログラムに当方の紹介チラシを挟んでもらいましたので、新しい出会いを楽しみにしています。私のリメイク服も皆様に癒しを感じて頂ければ、すご~~く嬉しいです。

結婚式の衣装

2016/09/21

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台風到来の19日に姪の結婚式が大阪城を背景にしたチャペルでありました。大雨の予報が“晴れ女”の姪らしく、行き返りとも雨に合わずでした。最近の結婚式は、親族よりも友人中心に和気あいあいムードで、服装も親族以外は「ハレとケ」の区別が無くなってきているようですね。

写真は、五つ紋黒留袖・一つ紋色留袖。北川家は“抱きみょうが”の家紋。黒色で紋の数が多いほど正装になります。留袖は上部に柄がないので、椅子席では帯のみの存在感。私は黒留袖からリメイクしたボレロ付ロングドレス。リメイクドレスは上部にも柄が出るようにデザインします。またコサージュやネックレスなどのアクセサリーでも自分らしさが表現できます。

従姉の孫3人はイケメン揃い。リングボーイをした小6の長男は、石原裕次郎の再来を予感させる容姿。思わず2ショット!末が楽しみで~~す。末っ子には、豪華なお子様ランチ ― 籠盛りの数々のお料理におうどん付きが出ました。小さな胃袋で食べきれない様子、お兄ちゃん達に紛れて私もフルーツを頂いちゃいました。立派な巨峰に感激!

新郎新婦の好みが表現される今風結婚式。無駄を省き合理的、そして個性を出す演出。制限時間を有効に使った披露宴。お色直しの回数を減らし、ゲストをお待たせする時間を短縮するためと費用の問題から和服姿の花嫁が見られなくなってきていますね。

寂しいけど、これも時代の流れ、流れるままに~~。だから着物のリメイクドレスは最適かと。

世界遺産

2016/08/21

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新大阪駅に文楽人形が展示されていたので、あまりの美しさに撮影した20日。同日、文楽の人間国宝の吉田文雀氏の訃報。「浄瑠璃」とは、もともと仏教用語で美しい玉のこと。人形浄瑠璃は、300年以上の歴史があり、竹本義太夫や近松門左衛門の作品が歌舞伎まで取り入れられた日本の伝統文化で大阪が発祥の地です。操り人形が人間のように感情豊かに本格的なドラマを演じ、人形の遣い手の姿が堂々と観客の前に登場する。とっても大阪的な芸術文化!

この日は、地下鉄新大阪駅の北改札コンコースにオープンした「新なにわ大食堂」を探してランチ。わかりにくい場所!「海鮮が安いだけの店・魚屋スタンドふじ」で一番人気のお造り定食を注文。カウンター席では豊富な魚の切り身や調理風景が見られドラマチック!運ばれてきた定食は2段重ね。大きな上段には5種類の厚みのある各3切れのお造り、小さい下段には出し巻きや漬物、他に生わかめたっぷりのすまし汁、そして白ご飯。税込み950円、すごく健康的だし、安くて美味しい和食に大満足。(気がついたら完食~~写真を撮るのを忘れてしまいました。)

この日は、五感を満足させてくれた「世界遺産」との出会いでした。

勝負写真

2016/07/31

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名刺やSNSのプロフィール写真は、目的に合わせて撮りたいですね。 ビジネスなら「信用」「清潔感」、プライベートなら「個性的」「楽しさ」が必須でしょうか。

今回の「つなぎすとサロン」主催のプロカメラマンによる撮影には12名の女性が集まりました。 「きれいに写真を撮られるコツ」を聞いてから個別の撮影。 私は自分の作品を着て撮らなくては話になりませんので、2着持参しました。 プロにはラッキーカラーのブルーのコートドレス、これは「亡き母のお気に入りの付け下げ」からのリメイク。 スナップにはポピー柄の羽織をリメイクした黒のジャケット。ほんと!軽い~~ので、着心地抜群です。皆さんに、「着物でこんな素敵な服になるのね~~」と褒めて頂きました。

衣装・ヘアメイクは基本なのですが、「パーソナルカラー」の知識の無い方がほとんどで驚きました。お金・時間・満足感のために一日も早く「自分に似合う色」を知ってほしいと痛感しました。 似合う色は肌の透明感を出してくれて、少なくともマイナス5歳は若々しく見せてくれます。 「どこをどう見せるか?」「いかにリラックスさせて自然に撮るか?」は、カメラマンの技量かと思います。

さて、私の「勝負写真」はいかがでしょうか?

 

キャリアウーマン

2016/07/01

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「キャリアウーマン」って“古い言葉”かしら?先週は、大阪商工会議所と在日米国商工会議所の女性会のイベントに参加しました。二つの会のタイプがかなり違い、そのコンセプトは服装に現れると感じました。

大商は、白ジャケットの制服を着用し「統一」を強調し個人をアピールしてはいけません。かたや米国商工は、「個人や多様性を尊重」していますから、服装は自由で皆さんTPOに合わせたオシャレをしています。今回はWomen In Business Summit 2016に初めて参加しました。会場のザ・リッツカールトン大阪で、「企業文化の改革によるビジネス促進」をテーマに基調講演からセッション、最後は親睦パーティでした。ツワモノ講演者のスピーチには、大変感動し勇気を頂きました。またアーティストから寄付されたゲストやスポンサーへのお土産は、リソグラフの「舞妓さん」。当方にお声が掛かり検討しましたが、ご辞退して良かったです。

私設外交官とも言うべきインターナショナルなキャリアウーマンには、きもの地からリメイクした服をお召しいただきたいな~と思いました。皆さんの装いは、ワンピースにジャケットが主流。終日の冷房で体の冷えが心配なので、私のお勧めはパンツスタイルです。写真は、縫い取りお召しの小紋からリメイクした配色使いのジャケットです。上品なセクシーさも加味することが必要と得たり! 情熱再発!!!

 

大阪くらしの今昔館

2016/06/11

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「船場花嫁物語」の展示会場に驚きました!天神橋筋6丁目の駅上にあり、10・9階は江戸天保時代にタイムスリップできる「なにわの町屋歳時記」。天神祭の風情が楽しめます。165年前に修復された船形山車「天神丸」が間近に展示。祭礼や時刻や口上を告げる道具は、大坂では「太鼓」江戸では「拍子木」だったと知りました。各商店の軒先に商品を使った人目を驚かす「造り物」を飾り、大坂人の奇抜な発送で楽しもうとする気質がうかがえました。呉服屋は「帯づくし」の宝船、小間物屋は「櫛やかんざし」のにわとり、仏具屋は「木魚づくし」の布袋様。

裏長屋には、着物を解いて洗い長板に貼った「洗い張り」があり、明治生まれの祖母を思い出しました。外国人観光客にレンタル浴衣(二部式)が大人気で、記念の写真撮りに大忙しの様子でした。8階は、「明治~昭和のくらしぶり」を紹介した大阪の風景のジノラマや電化製品の展示。写真は初代の通天閣とルナパーク。

やっとお目当て展示会場に着いたのは1時間後。江戸の武家を真似た船場の豪商の婚姻儀礼の紹介。嫁ぐ娘への財産分けという意味で、一生不自由しない着物や装身具、生活道具を持たせました。これらは、職人が技術の粋を尽くした工芸品であり、船場商人の底力と大阪の文化の豊かさを示すものでした。(撮影禁止)

嫁入り道具として着物を買い揃えてくれた両親。でもタンスで眠ったままが私世代なのです。“お宝の埋蔵品”なんですが、価値のわかる人が少なくなり、使わなければ“ゴミ”と化しています。「親に顔向けできないわ~~」という方、ご一報くださいませ。

デザインする前に

2016/05/26

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5月7日はおうし座の新月で、3日間エネルギーが湧いてチャレンジできると聞いたのは翌日でしたが、すでに苦手な“一眼レフでの撮影”にチャレンジしていました。数年前消費税引き上げ前の3月31日に慌てて一眼レフ一式を買いましたが、眠ったままでした。まずは説明書を読んで頭に入れて、充電して。すぐには使えない!のですね~~

季節に相応しい新緑地に白色の絞りと鶴の刺繍入りの着物を飾ったアトリエで、カメラのバッテリーを充電中、次のリメイク作品のイメージを作っていました。生地の地柄とピンク色が気に入って購入した色無地からリメイクしてツーピースを創りたいと以前からのアイデアです。既に白レースも準備万端。 どんな女性がどんなTPOに着るか? 単品コーディネイト可が基本ですから、トップスはジャケットがいいか? 固過ぎるならブラウス? やっぱり着たらワンピースに見える方がいいかしら??? このデザインする前がとっても楽しい!

制限のある生地幅・長さで、洋服をデザインするのは、まさしくジグソーパズルに似ている。とっても頭の体操になりますよ~~まだ決めてないので、出来上がったら写真を披露します。もちろん一眼レフで撮影してね。

着物の模様

2016/05/04

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昨日1日の生國魂神社(いくたまじんじゃ)さんの月首祭に参拝しました。境内の「鯉のぼり」(滝を登り、龍になるという鯉にあやかって、子供に元気で成長し立派になってほしいという親の願いから、のぼりにして祝ったという) が五月晴れの空に悠々と泳いでいて、新緑の木々と美しい取り合わせで、気持ちも清々しくなりました。ここは、都会のオアシスです。

丁度、羽織からリメイクしたジャケットが出来上がってきました。魚の鱗にも見える「青海波」という文様で、羽織になった時に前後の柄が天地逆にならないように描かれています。そのため、洋服にするには、柄出し注意です。お陰様で、贅沢で迫力のある一点になりました。総柄なので、“押さえ”効果として黄色の無地配色と優しさを加味する工夫も施しました。凛としたシャープさの中に、女性の優しさを表現するのが私流です。

地の青色・波模様の辛子色・無地配色布の黄色――― 絹糸でしか出せない和服用の高尚な色ばかりです。 熟練の職人さんにしか染めることが出来ない「日本の伝統美」を味わってください。

 

生き様

2016/04/16

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4月14日午後9時26分、熊本地震発生。ちょうどデザイナー仲間と大型TVに映した当方のHPの検討を終え、テレビ画面に戻した所でした。凄い揺れ様で、阪神大震災で被災した友人はあの時の恐怖を思い出していました。心から被災者の方々のご冥福とお見舞いを申し上げます。

写真は、私のアーティストとしてのプレゼン用資料です。これも友人達に感想をもらいました。先日のプレゼンでは、「感動冷めやらず!」との反響をいただきましたが、検討の必要がありと思っていた箇所に鋭い指摘があり「やっぱり!」と納得、改善します。

HPはスマホ対応を軸に再編集し、ファッションショーのビデオは追加します。2本のビデオのBGMは、これから作曲してもらいます。オープン後200日で閲覧者延べ1600名、国内65%のシェア。分析結果から改善していきますので、楽しみにしていてください。ご意見やご感想をいただける方、大歓迎です。「お問合せ」ページからの投稿をお願い申し上げます。

“地震大国”に住んでいる私達。「一寸先は闇」だから、毎日思い残すことが無いように生きようと思います。HPやプレゼン資料を見てもらったら、「北川精美の生き様」が見えます。天国の両親もそれぞれの生き様(伝言)を残してくれました。ありがとうございました。感謝!感謝!

 

大衆演劇を満喫

2016/03/31

 

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映画に出てくる江戸時代「旅芸人」の“暗~い”イメージは、全く無し。(なんという時代錯誤!)

お花見は来週にして、都若丸座の千秋楽に行きました。座長36歳、座員は20代が多いエネルギッシュな一座で、お腹を抱えて笑いの渦の時代劇や日舞を現代風にアレンジした艶のある舞踊の数々の3時間30分はあっという間!楽しい時には時間はすぐに経っちゃう!ってことですね。追っかけをしている観客との掛け合いなどで盛り上がりも最高!「楽しい」とは一体になることと得たり。

座長・副座長は男役だけでなく女形も見事に演じ分ける達人で、その妖艶な舞踊にうっとり~~。女心を鷲掴み!熱狂的なファンからのご祝儀は、“万札扇”、演目毎に度々ご祝儀を衣装に飾るご贔屓さん達。隣席から「宝くじ当たったら、私も~~」と。まずは宝くじ買ってくださいね~~。

伝統的な和服だけでなく、洋服地で動きやすくデザインされた衣装も沢山出てきて勉強になりましたし。ちなみに私の衣装は、黒地に“たたき”という技法で白い斑点を施した羽織からのリメイク。所々に匹田絞り柄のアクセントを利かせた動きやすいブルゾンです。踊りませんけど。。。

2000円で満喫!また見に来よ!