絞り

2017/07/10

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外国の日本通の男性が“KANOKO SHIBORI”(鹿の子絞)の美しさに魅了されていると。それは真理です。あの気が遠くなるような工程が一反の着尺・羽尺に施されることを想像するだけで、外国人だけでなく「日本の職人根性」に脱帽です。

私達が一番よく目にするのは、2色物。染まった所が地色、糸で絞った所が染まっていない白色。多色遣いになるほど、柄が複雑になるほど職人技が必要になります。また総絞りの場合、着用時に絞りが伸びてしまわないようにオーガンジーで裏全面に刺し子の裏打ちをしています。ですから洋服にリメイクする時は、接着芯を貼らなくてもよいデザインにします。デザインによって、このオーガンジーの裏打ちを取り除きますが、この解きにかなりの時間がかかります。

ここに、絞りのワークショップでの写真を紹介します。基本工程は、布を糸でしぼり、大きな絞り柄は、立体物を中に入れて絞ります。それを染料の中に入れて煮出し、水で洗った後、色止め液に浸します。そして解いて乾かします。

産地の名称である有松・博多絞、絞りの技法や柄から疋田・蜘蛛・ロウケツ・木目絞など色々な絞りがありますので、着物だけでなく雑貨から洋服までバリエーション広く楽しんでいただきたいですね。

金魚の巾着:ちりめんはやみず ”tirimenhayamizu” (Instagram)

ブラウス:総絞羽織から・大きなボータイ衿

チュニックドレス:部分絞訪問着から・ワンショルダー

時代布のコーディネイト

2017/06/23

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きものは、“時代布”とも呼ばれます。池田重子さんは、ご自身の明治・大正・昭和のコレクショの中から、物語性のあるコーディネイトを紹介された「日本のおしゃれ展」を開催されていて半世紀程になります。2015年に亡くなられてからは、次女の由紀子さんが運営され、今回の大阪での展覧会に来阪されていました。私は、なんとか最終日に拝見できて、幸せいっぱい!!!でした。季節感を表現する数々の上質逸品は美術館レベル。ため息の後は写真撮りまくり~~由紀子さんともお話ができたし満足満足!!!

目黒のお店に伺ったのは、20年前くらい? 黒朱子地に金糸正倉院小模様の六通帯と展覧会図録の全バックナンバーを買って、今は「宝物」に!!! その頃の私は、着物好き・池田重子ファンの一人、まさか今の「きものリメイク服」の仕事をするとは夢にも思わなかった。だって、デザイナーとして海外を飛び回っていたのだから。今は、きもの・洋服の両方の良さを知っている私だからこそこの“橋渡し役”ができると自信を持っています。

この日は朝から、大阪商工会議所女性会の総会に出席。この道行コートからのリメイクドレスは好評でした。行く先々で「カッコイイ~~!」と「イイネ!」の掛け声。「嬉しい!」けど少し太ったかも。。。顔がパンパン! バイヤスカットのドレープのふくらみ?お腹ポッコリ~~ 体形の出ない服は安心感ある分、油断しちゃいます。心身ともにシェイプアップ!シェイプアップ!

ドレスをまとった美術館

2017/06/15

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“メットガラ”をご存知? ニューヨークのメトロポリタン美術館で、毎年5月に行われる「ファッション界のアカデミー賞」とも呼ばれるイベント。世界中から招待されたセレブが一流メゾンの豪華なオートクチュールを身にまとい眩いばかりの一夜の饗宴を楽しみます。

このドキュメンタリー映画を見て、懐かしく。。。 NY大使公邸での私のファションショーの後、「次回はメトロポリタン! 一流のモデルを使って。」と励ましてくださったセレブマダム。「今回の費用の10倍以上必要ですやんか!!! お金だけあっても・・・」と言えず微笑んだことを思い出しました。

ショーや展覧会の後片づけが終わり、ブルックリン美術館まで散歩に行ったら、大好きなジャン・ポール・ゴルティエの展覧会!!! 何という偶然、いや必然!!! 感動感動感動の連続。このレベルでないとメトロポリタンではショーが出来ないと痛感しました。

このドキュメンタリー映画で紹介されたドレスが、神戸ファッション美術館に展示されているとチラシに。この美術館は、我が母校のNY・FIT校同様に歴史的な洋服を数々所蔵しています。また、以前から色々なワークショップにも参加させて頂いて、充実感を味わえるお気に入り~~~

となりの竹久夢二の作品展には、和服姿の女性が集まっておられました。きものを着る機会になって、来館者の増加に繋がっているようです。着る機会を提案するのが、重要なり~~~

私の白いドレスは、ラスベガスのディナーショー。“縫い取りお召”からのリメイク。ホテルの部屋からパーティ会場までに沢山の観光客に足を止められ、また会場でも称賛の声がうるさくて、嬉しい悲鳴でした! 絹のきもの地は、やっぱり凄いわ!!! 小じんまりとまとまってしまう着物より、マッチ! TPOに合った装いが、必要なり~~~

心のリレー

2017/05/22

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前回の「母が残してくれたもの」の続編です。

母の遺品の写真を見つけ、一周忌に一枚のポートレイトにしました。そして、NHKの“ファミリー ヒストリー”みたいですが、ルーツを調べました。

父方は、淀君様に仕えた上級武士という頃までわかりました。淀君様に呼ばれたのか? 今、私は大阪城のそばに住んでいます。母方は、江戸時代の豪農で、とある市の歴史書に名前が載っています。その後、商家に転じました。とくに母方は、個性的な人が多かったようです。

母・母と家族・母と友人のセピア色の写真から、その当時の空気が伝わってきます。大の写真嫌いでおとなしい性格だと思っていた母が、バリバリのお転婆娘であった10代。まだ平和な時代だったのですね~。母を変えたのは、戦争?それとも。。。

私は外見も性格も父似で、母とは親子に見られることはほとんどなかったのですが、就職試験用の服を買いに行った時は母娘に見られました。母が新婚旅行みたいな服を選んだので、目立ち過ぎて「不採用!間違いなし!!!」と冷や汗ビッショリで帰宅しました。

その予想が見事にはずれ、最終の母親面接(和服姿)もパスして採用となりました。(母が一番安堵!)入社してから人事課長に聞きましたら、社内結婚推進のためだったと。“先見の明”があったのかしら?うちの母?

そんな母の大好きだった着物は、サイズが違い過ぎるので、洋服にリメイクして愛用しています。「心のリレー」として。

④ 青色にキキョウ柄の付け下げからリメイクしたコートドレス

⑤ ベージュの羽織からリメイクした一枚仕立てジャケット

⑥ ライトブルーの地柄入り色無地からリメイクしたミモレドレス

⑦ 黒地にバチック柄紋入り絵羽織からリメイクしたドレス

⑧ ターコイズブルー地の梅柄絵羽織からリメイクしたロングドレス

母が残してくれたもの

2017/05/08

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今年は、5月14日が母の日です。街では「母の日」のプレゼント商材が「感謝の気持ち」を掻き立てています。最近は、食事会や旅行なども人気のようです。

そんな中、「Mother ~母が残してくれたもの~」というダンス音楽劇を楽しみました。メールが主流の昨今、手書きの温もりのある手紙は、愛が満載!ですね。

私の ~母が残してくれたもの~ それは、人を思いやること。「気は心」が口癖で、いつも「気配り」が自然にできた人でした。でも幼い頃は、しつけが厳しく母になじめなかった時期も。。。

オシャレ好きの母。遺品整理で見つけた青春時代のセピア色の写真。グレタ・ガルボみたいに男装の麗人に扮した写真館でのキメショット!デザイナーになりたかったと聞きました。ヒエ~驚き!

きもの好きでもあった母。形見の品は多くないけれど、「お母さん、着物通!」とよく言われます。私は、間違いなく母のDNAを活用していますね~~

桜が川面にまで垂れ下がったピンク色の訪問着。普通より花びらが多い白桜は、濃紫地とのコントラストが大胆な絞り入りの付け下げ訪問着。5月は、菖蒲風の花づくしの訪問着。全体に“たたき”(霜降り状の柄)が入っていて、単衣に適した清涼感があります。ご来店のお客様にも、季節を楽しんで頂きたいと、母譲りの「気配り」で飾っています。

ジャケットは、“マジョリカお召し”の小紋からのリメイクで、薄いグレー地のシャンタンを配色にして、きらびやかさを抑えています。戦後14年、昭和34年頃に流行ったもので、当時西洋風の柄が流行、洋服全盛への移行期かと。きもの地で洋服を作るのは、その進化型かしら?

その当時、母はどんな暮らし方をしていたのだろうか~~?と追悼の思いが募ります。

漢字三千年展

2017/04/23

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現在、表意文字である漢字が使われているのは、中国と日本だけです。先日の「漢字三千年」展を鑑賞し、この芸術文化を残していきたいと痛感しました。

ちょうど初老男性スタッフの解説に参加できたので、濃~く楽しむことができました。このスタッフからの質問に答えたら、見事正解! 逆に質問したら、「宿題にさせてください。」とのやりとりも。素直に「なぜ?」と思う私だから。。。

ポスターにも採用された秦の始皇帝時代の兵馬俑の右手が「イイネ!」になっているとの解説がウケました~~ 兵馬俑にも工匠の名前が小篆文字で彫られているのですね。

漢字の美しさ―――甲骨文字から始まり、篆書(てんしょ)・隷書(れいしょ)・草書・行書・楷書という順で、文字が形成されたことは、「漢字の成り立ち」からもわかります。

書道のお稽古では、行書の蘭亭序(王羲之)に進みましたが、楷書・行書・草書という歴史に逆行して学びます。愚作を載せるのは恥ずかしいですが、私のやり方は、自在に筆を使いたいのでパーツ練習を重ね、それから清書します。

着物のモチーフにも漢字が使われることがあります。とくに「寿」は人気です。写真は、「寿」柄を抽象化した留袖をリメイクしたメンズシャツ。モチーフの配置をどこにするか?

「愛」をもってリメイクしたら、「幸」「福」感いっぱいになりました~~

「和」のリレー

2017/04/12

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「きものリフォーム服」に興味を示す方が増えています。(嬉しい!)

着用姿を見て、「私も!」とご依頼を頂いています。「きもの」として着ることがないが、何とかしたいと思う方が多いのです。お手持ちの着物を拝見し、どのアイテムがご希望か?などを打合せします。「きもの地のすばらしさを伝えていく」ことに賛同していただき「和のリレー」が始まります。

オーダー方法には、“イージー”と“フル”の二つがあります。イージーオーダーは、アトリエにあるサンプルを着用してもらい寸法修正。出来上がりを想像できるので、初心者の方でも安心してもらえます。フルオーダーは、一からデザインするため別布で仮縫いをします。シルエットなど“既製服”のようにスッキリ見せるのがポリシーです。「洗練されていて、若々しい!」と評判です。

写真は、ステージやパーティで着るロングドレスをリクエスト頂き、帯からビスチエ、ご本人の花嫁衣裳からロングスカートを“フルオーダー”で製作しました。帯ビスチエは、皮革のような光沢があり、スタイルの良さを強調するデザイン。ベストにもなります。華麗な花模様の柔らかい風合いのロングスカートとの対照的な組み合せですが、穏やかな色のおかげで上品なエレガントさを演出しています。

仮縫い時、最初の深い襟Vゾーンを見て、「きれいな開き具合、いったいどれだけ美しいものを見てきたの!!!」と、お褒めのお言葉を頂きました。(やる気満々になります~~)

私着用の黒のジャケットは、絞りのポピー花柄の黒絵羽織からのリメイク。メリハリのある配色ながら空気のような軽さで、心身ともに宙に浮く心地よさ。Kennedy元駐日大使にも褒めて頂きました~

ホテル側から”セレブな客層”と一目を置かれているイベントで、「五感大満足」の一日でした。感謝感激することしきりです。

このイベント後に、数人の方から「アトリエにお邪魔します。」とのお声を掛けていただきました。また新たな「和のリレー」が始まります。

きもの未来実行委員会会長 北川精美

振袖のゆくえ

2017/03/21

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振袖には親御さんの愛が詰まっています。そして、晴れの日の思い出も。だから、できるだけ多くの機会に着て、幸せを重ねてほしい。

写真は、お客様のお気に入りで一番良く着られた思い入れのある中振袖。西海岸在住のお嬢様とは身長差15cmですが、兼用でお召しになりたいとのご依頼でした。あちらこちらの汚れ部分をカットして新品みたいにして、ワンピースとロングスカートの単品コーディネイトに。

きもの地の制限のある生地巾や用尺、そして柄合わせや汚れから素敵なお洋服にリクチュールするのは、ジグソーパズルのようで頭の体操になります。この仕事は、ボケ防止になるわ~、ホント!

“日本の伝統美”を表現できるきもの地は、洋服にリメイクすることで、日本人だけでなく外国の方にも楽に着ることができる“優れ物”です。

お客様がお姉様に写真を送られたら、「お父さん、すごく喜んでるね~」と、お二人で感無量になられたと聞きました。私の仕事は、服を作るだけでなく、人の心も幸せにするようです。

ところで、私の振袖一式はどうしましょう?

しっかりした深緑色の重たい綸子地に、大胆な白抜き牡丹柄のシンプルモダンな振袖。外国人には着物と勘違いされる絵羽柄の総絞り長襦袢。上品な金糸の鳳凰柄の袋帯。私と姪っ子で5回ほど着ました。。。大柄過ぎて~~、最適なデザインが浮かぶまで、お正月にインテリアとして楽しみましょう。

春の風

2017/03/08

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心は春なのに、風が冷たい~~

そんな中、天井画絵師・心学研究家の斎灯サトル先生のライブイベントを楽しみました。先生のお話の中で私の心にヒットしたことを紹介します。

①「美」の漢字:「羊」は神様に仕える動物で幸福のシンボル、その下に「大」と書きます。喜び事を大きく表現する人は“美しい”と言うことです。そしてどんな環境でも幸福に感じられることが大事。これは美智子皇后様のお言葉でもあります。

②幸せになれる女性は、“男はアホである”ことを知っている。(男性に期待しないということ。)

③ストレスは、現状と期待の間に発生する。何事も感謝することによりストレスは軽減する。大きな天井画制作はストレスを伴うが、天井画を見る人々が笑顔になることを想像すれば、孤独感も無いし感謝の気持ちでいっぱいになる。

一言一句が腑に落ちたので、個人セッションを予約。私の波動画を描き、“渡し言葉”を添えてくださいました。波動画で描かれた美しい神様のお姿と命名、「世の中に新しい風を創る」という“渡し言葉” に深く感動し、「“着物を将来に残すために壊す”という新しい風を吹かすのは、私しかいない!」と志を強くしました。

「百聞は一見に如かず」―――着物雨コートからスプリングコートに、そして羽織からジャケットにリフォームした洋服を見て頂き、ビジネスヒントもしっかり頂きました。先生に感謝することしきりです。そして、一日に何回“ありがとう!”と言えるかしら?と。

着物生地1 縫い取りお召し

2017/02/20

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高貴なお方、例えば将軍様・お公家様が好んで着用されたことから「お召し」と呼ばれるようになりました。帯に似た、帯よりは薄い金糸銀糸使いの織柄で、羽織や袴などに用いられました。非常に迫力がありますので、好んでジャケットやコートにリフォームしています。現在生産はされていないようですので、希少価値があります。

この生地のコートドレスを着用して参加したのは、久し振りの“ビーナスの会”(コーチングの仲良しコーチ4名の集まり)の食事会。JOE’S SHANHAI NEW YORK グランフロント店で、名物の小籠包などを満喫しました。New Yorkの本店では舌を火傷してほとんど味がわからなかったけど、口の超えた日本人向けにサイズも味付けも温度にも工夫がされていて大満足でした。(撮影前に胃袋に~~)

現役コーチのお二人から「コーチング界の現状」を聞くドクターとデザイナー。コーチの資格を取ったあの頃は、日産のゴーン社長がこの手法を採用され驚くほど業績を回復されました。今は組織に在籍しないコーチは育成しないとのこと。私に話すことで「ユンケ○飲むより元気になる!」と言われ、自己流“ナチュラルコーチ”ではいけないと勉強を。かなりの時間・エネルギー・費用を掛け、母の葬儀の夜も慌てて帰宅して喪服のまま電話クラスに参加したこともありました。まだ悲しみの実感がわかなかったからでしょうね。。。

きっとセルフコーチングで、今の自分があるのだろうと思います。

人生は一回きり! 泣いて暮らしても、笑って暮らしても一日なりや~~